東洋経済が実施した教員向け緊急アンケートに400人が回答し、驚くべき事実や本音を明かした。
教員数を増やしても、働き方を変えなければ、過酷な労働を強いられる教員が増えるだけだ。「東洋経済オンライン」で教員の働き方に関するアンケートを行ったところ、414人(7月11日時点)から回答を得た。
教員が負担を感じる業務として突出して回答が多かったのが、「書類作成などの事務」だ。
30代の中学校教員は、「アリバイづくりのような書類が多すぎて、子どもと接する時間が削られている」と訴える。別の小学校教員も、「校外授業するにも、何か起こったときの説明責任のための書類を毎回出さなければならない」と憤る。
評価のための評価がさらなる多忙に
作成書類は最終的に、子どもや教員自身の評価に結び付くものが多い。「PDCAサイクルを回すための、評価のための評価がさらなる多忙を招いている」(中央大学の池田賢市教授、教育学)。
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