「人間関係の悩みを軽く」チコちゃんと学ぶ古典 「アイツがにくい!」と思うと相手にも伝わる
まちがった「言葉」は価値を落とし、信用をなくす
言葉は、自分の考えや気持ちを人に伝えるための大切な道具だよ。上手に使えば、君のすてきな人柄、君の勇気や努力、そして、困っていることや、つらい気持ちを人に知ってもらうことができる。
でも、まちがった使い方をしたら…? どうなるかは、自分のことではなく、人のこととして考えるとよくわかる。
人の悪口ばかり言う子をどう思う? うそばかりつく子をどう思う? 人のきげんをとるために、おせじばかり言う子をどう思う?
そんな子、友だちにしたいとは思えないよね。その子は、自分の立ち場を強くしたい、守りたいと思って「言葉」を使っている。でも、結局は自分の価値を落とし、人からの信用もなくしてしまうんだ。
大切な時間を、人をにくむのに使うのはもったいない
君のことをきらっている人とは、進んで仲よくしたいとは思わないよね。でも、それは相手もおんなじだ。
悪口を言われたから、悪口を言う。いじわるをされたから、いじわるをする。おたがいがそう考える限り、争いはなくならない。人が人をにくむ気持ちの力は大きくて、いつの間にか人を飲みこんでしまう。
争いを止めるには「したり、されたり」の輪から抜け出ることだ。相手を無理に好きになる必要はない。でも、きらうのをやめる。にこにこしなくてもいい。でも、悪口を言わない。
君の大切な時間を、人をにくむのに使うのはもったいない。いやな気持ちを捨てることで争いはなくなり、明るい気持ちになれるんだよ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら