世界の主要国が向こう1年で景気後退局面入り 米国とユーロ圏は2023年に1%のマイナス成長へ

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日本を含め、多くの主要国が向こう12カ月間にリセッション(景気後退)入りし、世界経済は同時減速に陥る。野村ホールディングスのエコノミストらが各国・地域の政策引き締めや生計費上昇を背景に予想した。

同社チーフエコノミスト、ロブ・スバラマン氏らはリポートで、ユーロ圏と英国、日本、韓国、オーストラリア、カナダが米国とともにリセッション入りすると予想。インフレ抑制の信頼回復を目指す複数の中央銀行は引き締めし過ぎて失敗する公算が大きいとして、2023年には利下げに転じるとの見通しも示した。

主要7カ国(G7)首脳ら(6月26日)Photographer: Liesa Johannssen-Koppitz/Bloomberg

また、同時不況を予想した背景には、「さまざまな国が輸出回復にもはや頼れなくなる」状況も挙げた。物価上昇圧力は商品からサービス、レンタル、賃金にも波及したとして、高インフレが続く可能性は大きいとみている。

米国とユーロ圏は23年に1%のマイナス成長になるとの見通しを示した。豪州とカナダ、韓国など中規模の経済国は金利上昇が住宅バブルの崩壊を引き起こせば予想以上に深刻なリセッションに陥るリスクはあると予想。中でも韓国は今年7-9月期に2.2%のマイナス成長に陥ると予測した。

日本は政策支援の継続と経済再開の遅れを背景に、他国と比べリセッションが最も軽微になるという。 

中国については緩和政策の下で経済が回復するとして、リセッション入りする対象国から外した。ただ、新型コロナウイルスを完全に封じ込める「ゼロコロナ」政策を続ける限り、ロックダウン(都市封鎖)が再導入されるリスクは残るという。 

原題:

Many Major Economies to Hit Recession in Next Year, Nomura Says(抜粋)

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著者:野原良明

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