駅伝界の王者ナイキを抜いた、あのブランド

箱根駅伝の裏にあった、もうひとつの"戦い"

ナイキは今年度、駒澤大、東洋大、城西大、神奈川大、中央大の5校をサポートしているが、わすが1校のアディダスに“センター”の座を奪われたかたちになる。

スポーツ界では、アシックスやミズノなどの日本企業と比べて、ナイキやアディダスなどの外資系企業がサポートが厚いことで知られている。たとえば、箱根駅伝のエントリーメンバーには、ユニフォームはもちろん、ジャージ、ブレーカー、Tシャツ、手袋、ソックス、ベンチコートなどが提供される。成績のよいチームにはシューズもバンバン支給されることもあるという。

激しく火花を散らす外資系2社

(写真:ロイター/アフロ)

某外資系メーカーと契約した選手は「けっこう厚い契約書にサインしましたよ」と話す。世界大会での活躍が期待されるレベルになると、シューズやウエアの提供だけでなく、年間数百万円の契約金が支払われることもある。そして、日本記録を出したら〇〇円など具体的なボーナスなども決められているという。その対価としてメーカー側からは、イベント出演を求められたり、CMやポスターなどに起用され、”販促ツール”として活用されることになる。

契約内容の詳細はわからないが、箱根Vで青学大にはアディダス側から何かしらの”ボーナス”が出たことが予想される(※ボーナスは金銭と限らず、サービスの可能性もある)。ただし、外資系企業は成績が下がると、サポートの質も急降下する傾向が強く、かなりシビアに判断されるようだ。

アディダスとナイキは世界規模でみても激しいシェア争いを展開しているが、近年は国内のランニング市場でバチバチとやり合っている。コカコーラとペプシの関係といえばわかりやすいかもしれない。

知り合いの雑誌編集者が某外資系企業のショップに、急遽、用事ができたので向かうことになったのだが、あいにくライバル社のシューズを履いていた。それを見た担当者が「よかったらウチのも履いてください」と新作シューズをプレゼントされたくらいだ。

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