また、雑誌などでアディダスとナイキの商品を借りる場合、スタイリストは「ミックス禁止」を言い渡される。誌面上でコーディネートをするときに他メーカーのウエアやシューズを入れずに、単体メーカーで統一してね、というお達しだ。両メーカーはプライドが高く、そして広告費も国内メーカーと比べて潤沢で、「ブランドイメージ」をかなり重要視している印象だ。
では、ランナーの”命”ともいうべき、シューズはどうか。ユニフォームとはまったく違う勢力図になっている。
箱根ランナーのシューズはあの国内メーカーが断トツ
ユニフォームはチームとの契約になるが、原則、シューズは含まれない。マッチングの問題もあり、選手がどのメーカーのシューズを履くのか決めることになる。では、箱根ランナーに最も支持されているのはどのメーカーか。それはミズノだ。詳細は下の表を見ていただきたい。
東京・神保町でカスタムインソールを販売するRun Designの中嶋克之氏の調査によると、ミズノが100人、アシックスが59人、ナイキが22人、アディダスが22人、ニューバランスが4人という数字だった。5つのブランドが箱根駅伝出場者210人の足元を飾っている。
スポーツショップに行くと、ほかにも多くのメーカーがシューズを出しているが、今回でいえば、プーマ、リーボック、サッカニー、ブルックス、アンダーアーマーを履いている箱根ランナーはいなかった。ミズノ、アシックス、ナイキ、アディダスが4強という感じで、中でもミズノが突出している。
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