パナソニック、社債4000億円で成長投資 9カ月累計営業益は10%増の2902億円

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また、通期で赤字見通しの液晶事業は10―12月期にぎりぎりで黒字を確保し、1―3月期もその水準が続く見通しという。また、半導体事業の赤字は「少し改善に時間がかかるかもしれないが、方向付けは決まっている」(同)と指摘した。

パナソニックは同日、普通社債4000億円の発行登録を決議。発行期間は2015年2月以降で、国内での公募を予定している。調達のタイミングは未定だが、河井専務は「基本は戦略投資の原資にしたい」と述べ、来期以降に加速する成長投資に充てていく考えを示した。

15年3月期の予想は、売上高が前年比0.2%増の7兆7500億円、営業利益が同14.7%増の3500億円、当期純利益が同45.3%増の1750億円の従来計画を据え置いた。営業利益は、13―15年度の中期経営計画の目標値を1年前倒しで達成する。

トムソン・ロイターの調査では、18人のアナリストの営業利益の予測平均は3591億円。

(村井令二)

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