中国エネルギー事情 郭四志著
日本を抜き去り、世界第2位のGDP(国内総生産)となった中国。重化学工業に偏重した形で経済発展している。
世界GDPに占める中国のシェアは8%だが、石油の10%、石炭の47%、鋼材の44%、アルミニウムの30%を1国で消費(2009年)。政府は、社会不安を抑えるため当分は7%以上の成長を続け、建国100周年の49年までに先進国並みの1人当たりGDPを目指す。成長を続けるためにはこれからも重化学工業の拡大が不可欠であり、資源確保を国策として推進する。特に中国の石油3大メジャーは中東やアフリカなどで権益確保に邁進している。
こうした実態を、データと政府幹部へのインタビューを基に明らかにする。
岩波新書 840円
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