元気だった夫が「心不全」搬送先で妻が発した一言 漫画「港町ブルース」(第2話)

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72歳の夫・ボビーが救急搬送された。ボビーの容体は――!?

25歳の年の差を超え、ボビーとの穏やかな日々を願う卯月妙子だったが、ある日ボビーが救急搬送された。

病院で告げられたボビーの容態は想像以上に厳しく、家族に出来ることは、あまりに少なかった――。

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自身の障がい、夫との死別、自らの投身からの顔面崩壊と片目失明――AV女優やストリッパー経験など、自身の壮絶な経験をつづったエッセイ漫画『人間仮免中』(イースト・プレス刊)で多数の賞に輝いた卯月妙子氏。

72歳のボビーの身体に起きた異変。それを全力で支える妻。ただ「生きろ」と願う、純粋で強烈な祈りと覚悟の日々。

そんな夫婦の姿を描いた卯月妙子氏の最新作『港町ブルース』(小学館)。『ビッグコミックオリジナル 2022年10号』より、デジタル版のみでの新連載スタート。全身全霊をかけて添い遂げようとするふたりの魂の物語をぜひご覧ください。

この記事の漫画を読む(10ページ)
卯月 妙子 漫画家

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うづき たえこ / Taeko Uzuki

1971年12月30日生まれ。重度の発達障害を持って生まれる。19歳か
ら統合失調症の治療を開始。20歳で結婚し一児をもうけるが、夫の
会社倒産などによってAV女優、ストリッパー、ホステスなどをやり
ながら、挿絵、文章などの仕事もおこなう。1991年漫画家としても
デビュー。実録エッセイ漫画などでカルトな人気を得る。夫の自殺
を経験し、統合失調症が悪化。その後、各作品にも登場する「ボビー」
と再婚し、現在に至る。2012~2013年に『人間仮免中』(イースト・
プレス刊)で各賞にランク・イン。近著に『鬱くしき人々のうた~
実録閉鎖病棟』(太田出版刊)。ビッグコミックオリジナル:デジ
タル版にて『港町ブルース』連載中。

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