すぐキレる夫に離婚を切り出し…47歳妻の「結末」 夫婦生活7年、モラハラ男でも「結婚したかった」

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罵詈雑言を浴びせられる、物を投げ付けられる……モラハラ夫との生活を打破したい。47歳妻のとった勇気ある行動とは(写真:Graphs/PIXTA)
今や恋人や夫婦間のDVは警察沙汰になる時代だ。しかし、精神的な虐待である“モラハラ“は、カップル間でうやむやにされることが多い。体に傷が残らないから周囲にも気づかれにくいし、警察に訴えたところで事件として取り上げられない。そして、何より渦中にいる被害者が、人格否定される言葉を浴びせ続けられているうちに、“悪いのは自分だ”とマインドコントロールされてしまうからだ。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回はモラハラ夫との7年の結婚生活の後、離婚。再婚を決意した47歳女性の気持ちの変化を追う。

あすみ(仮名、47歳)が入会面談にやってきた。昨年、夫との間に離婚が成立。「登録して、婚活を始めたい」と言う。離婚が決意できたのは、1つの出会いがあったからだ。「実は、一昨年秋に旅先で出会った5つ下の男性と、お付き合いするようになったんです」。

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相手の男性、まさや(42歳、仮名)は独身のひとり暮らし。一度も結婚したことがなかった。

「会うたびにお互い引かれていって、すぐに男女の関係になりました。それからは、私が彼の家で料理や掃除をするようになったんですが、だんだんと私が人妻であることを嫌がるようになって」

彼からは「結婚したい」という言葉もチラホラと出てくるようになった。あすみは、“ここで離婚しなければ、彼を失うことになるかもしれない”と思ったという。

コロナ禍でキレる回数が増えていった夫

「元夫との夫婦生活は7年になりますが、とにかくキレやすい人で、結婚当初から夫婦仲はギクシャクしていたんです。キレると、物に当たり散らしたり、私に罵詈雑言を浴びせたりして、『お前が俺を怒らせているんだ』『こんなに俺を怒らせてどうしてくれるんだ』と責めるので、いつの間にか、“悪いのは私なんだ”と思うようになっていました」

怒らせないように夫の顔色を見ながら生活していくうちに、だんだんと愛情を持てなくなった。2年半前の新型コロナウイルス蔓延で、夫が在宅勤務になってからは、四六時中顔を突き合わせているので、キレる回数も多くなり、あすみの気持ちはすっかり冷え切ってしまった。

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