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不動産会社主導の「公園再開発」に欠けている視点 神宮外苑“幻の再整備計画"のキーマンを直撃

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――神宮外苑の再開発を担当する三井不動産は、内幸町の再開発にも関わっており、街区と日比谷公園の間にブリッジをかける「TOKYO CROSS PARK構想」を打ち出しました。

以前にも三井不動産から相談を受けたので、事業者のメリットだけで公園を利用するのはダメだと伝えたのだが……。公園と開発する街区をブリッジで繋ぐ社会的な意義を説明できなければ理解は得られないのではないか。

50年後、100年後を見据え「都市の再デザイン」を

蓑茂 壽太郎(みのも・としたろう)/1950年生まれ。1973年東京農業大学造園学科卒業、農学博士。RLAフェロー、東京農業大学名誉教授、熊本県立大学名誉フェロー、公園財団理事長、熊本市都市政策研究所所長。東京農業大学教授・副学長、熊本県立大学理事長(初代)、日本造園学会会長、日本都市計画学会副会長、農村計画学会副会長、ランドスケープアーキテクト連盟会長(初代)などを歴任 。造園学、公園計画、景観・環境計画、都市・農村計画に関わる著述多数(写真:蓑茂氏提供)

――これからの都市づくりに必要なものは何でしょうか。

日本は成熟社会となり、まちづくりも右肩上がりの直線モデルではなく、螺旋モデルで考えるべきで、環境変化に応じて発想を転換する必要がある。

再開発というと、容積率を上げることばかりを考えがちであるが、これからは50年後、100年後を見据えて、都市をエリアとして捉えた「再デザイン」をする必要があるのではないか。

そこで必要なのは「デザインシンキング」の考え方だ。まず、人々の共感を得られるコンセプト(概念)をつくり、それを実現するためのナラティブ(物語)を描き、リアライズ(具現化)していく。このようなプロセスが必要だろう。

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