ビール各社の株価が27日午前の取引で急伸している。アサヒグループホールディングス(GH)株は一時7%高の4940円まで買われ、2月16日以来の日中上昇率となった。同社は前日に「スーパードライ」などのビールやウィスキーを含む162品種の生産者価格を10月に上げることを発表し、市場に好感された。他社も追随する可能性への期待が広がっている。
- SMBC日興証券の高木直実アナリストはリポートで「早期決断は経営陣の危機感の表れと高く評価」
- 値上げに伴う限界利益の増加は年間約200億円
- 数量減少は5%程度のマイナス影響と予想
- 他社の追随値上げが予想される
- シティグループ証券の三浦信義アナリストは、値上げを受けて同社目標株価を7000円から7400円に引き上げた
- 2008年、18年同様に同業他社も値上げに追随する見通し
- 平均店頭価格は8%上昇する見通し
- キリンホールディングス(HD)の広報担当は、酒類の値上げについて、タイミング含め引き続き検討中と電話取材に答えた
- キリンHD株は一時5.2%高、サッポロHD株は一時8.3%高となった
- 関連記事:アサヒGH:ビールや国産ウイスキー一部値上げ、店頭で6-10% (1)
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著者:黄恂恂
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