地元の足「タッチの差」で乗り継げないモヤモヤ感 三陸鉄道と接続しないバス・釜石市北部大槌編

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再建された三陸鉄道リアス線の大槌駅舎(筆者撮影)
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釜石市内で1泊した翌日、1月25日火曜日の朝、いったんJR釜石駅前まで歩き、乗り歩きを再開した。

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前回の記事の通り、釜石市内の路線バスは上大畑―釜石駅前―釜石中央―市役所前間へほとんどの系統が乗り入れている。大槌町の赤浜もしくは浪板を結ぶ系統も同じで、9時45分発の上大畑発赤浜行きに乗り込んだ。市役所前で上平田方面行き、東前方面行き、そして大槌町方面行きの3方向に分かれる形である。浪板行きと赤浜行きの運転本数は多く、ほぼ交互に、合わせて1時間間隔となるよう走っている。

長いトンネルが多い区間

三陸鉄道リアス線のうち、とくに建設時期が新しい盛―釜石間、宮古―久慈間は、津波の被害を避けるため極力、海岸線から離れたルートを選び、高架を多用して建設された。そのため長大トンネルが多い。

旧JR山田線である釜石―宮古間は1938年全通と古い鉄道だが、やはりそうした傾向がある。なるべく海岸に沿って被災地を北上するこの旅に、なかなか鉄道が登場しないのは、それが理由だ。釜石から鵜住居(うのすまい)までも、バスのほうが海に近い国道45号を走る。

座席をほぼ埋めて釜石駅前に到着した赤浜行きだったが、市役所前までにかなり降りてしまう。しかし10人以上は残っており、この時間に中心都市から郊外へ向かうバスにしては珍しい。国道45号も長いトンネルを通り、抜けると両石湾沿い。両石の集落も大きくかさ上げされ、新しい住宅が立ち並ぶ。両石駅の愛称は「恋の峠 愛の浜」で、そのような地名が実際に近くにある。恋し浜駅のような観光駅化もいいかもしれない。

次ページ北部の接続拠点は鵜住居駅
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