独立後、仕事0だった男が「一案件で数千万」稼ぐ訳 電通・博報堂にも連勝!大逆転の「アイデア術」

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あなたは、アイデアは「閃く」もの、「才能が必要」と思っていませんでしょうか? 

私もそう思っていました。自分は「閃かない!」「才能がない!」と。でもそれは、誤解です。思い込みです。

人生のドン底で私が気づいたのは、「アイデアにひらめきも才能も関係ない!」ということです。この思い込みを捨てることこそ、アイデアを得る第一歩なのです。

改めて「アイデアとは何か」を熟考してみてください。

ビジネスの世界で、突拍子もない独創的なアイデア、ピカソやダリのような芸術的アイデアは必要とされるでしょうか? むしろそれは相手を当惑させるだけで、即座に却下されるでしょう。

必要とされるのは、常識を超えたスペシャルなアイデアではなく、もっと実用的で即効性のあるアイデアのはずです。

成功したアイデアを見てください。そのほとんどが突拍子もないものではなく、従来あるものをズラし、変化させ、発展させたアイデアのはずです。

つまり「コロンブスの卵」です。これを私は、「コロたま」と呼んでいます。実は「コロたま」こそ、最強のアイデアなのです。

1カラットのダイヤモンドを砂漠で探すな!

もしあなたが「自分は閃かない!」「アイデアの才能がない!」と思い込んでいるのでしたら、まずその思い込みから脱却してください。アイデアに「閃く」も「才能」も必要ありません。

アイデアとは「コロたま」です。必要なのは、先天的な閃きでも天から降ってくる奇跡でもありません。「アイデアを発見するための確かな準備」だけです。確かな準備さえあれば、アイデアは自然に発見できます。

砂漠の中から1カラットのダイヤモンドを探そうとする人はいないでしょう。それはまったく不可能ですから。ところが、もし、砂漠ではなくデスクの上で1カラットのダイヤを探すとなるとどうでしょう。可能性は一気にアップしませんか? 探してみようと思いませんか?

アイデアも同じなのです。砂漠をデスクの上まで狭めること、これがアイデアを発見するために行うべき「準備」です。

「アイツは発想が面白い」「アイデアマンだ」と言われる人は、この「準備」を無意識のうちにしっかりできている人です。決して、特別な「閃き」がある人ではないのです。

本連載では次回以降、「砂漠をデスクの上まで狭める」ためのさまざまな方法を解説していきます。

ぜひ、あなたもアイデアに関する偏見から脱却して、アイデアで自分の人生を変革してください。

杉森 秀則 勝率88%の常勝プランナー

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すぎもり ひでのり / Hidenori Sugimomri

早稲田大学商学部卒業後、NHKにディレクターとして入社。30歳の誕生日に依願退職、フリーのCMディレクターとなる。

2002年、株式会社映像制作センターを立ち上げる。しかし企画コンペに繰り返し応募するも勝てず、一時は廃業も考えるように。「最後のチャンス」として挑んだコンペで従来のやり方を一新、本書のもととなる「アイデアの見つけ方」を開発して逆転勝利。以降、コンペの勝率は劇的に跳ね上がり、国連、防衛省、資生堂など官公庁や大手企業の映像を企画・演出。

現在でも年間15回以上のコンペに参加、負けるのは1〜2回だけ。電通トップクリエーターや有名建築家でさえ勝率30%台と言われる中で、驚異の「勝率88%以上」を誇る。

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