三井住友フィナンシャルグループがトップ交代を発表、「次の10年」を占う新体制に
完全子会社化されるセディナは同日、利息返還損失引当金を130億円積み増すことを主因に業績予想の大幅な下方修正を発表したが、SMFGは連結業績見通しを10年4~9月期決算発表時点から変えていない。今期は銀行の市場営業部門で債券売却益が大幅に増加しており、与信費用が期初予想よりも大幅に減る見込みで、カード事業の下振れを吸収する見込みだ。
国内基盤強化と海外拡大という基本的な考え方はどのメガバンクも同じ。北山・奥氏の路線を継ぎながら、いかに国内外での基盤強化と拡大を図れるか。カギを握る海外拡大についても、国際的な規制強化議論が進む中、その動向次第では成長戦略の足かせともなりかねない。
外部環境をみると、事業拡大や買収実施のタイミングもこれまで以上に難しくなってきている。成長へのアクセルを踏み込む上で、宮田・國部氏の新体制の手腕が問われる。
(井下 健悟 撮影:尾形文繁 =東洋経済オンライン)
《東洋経済・最新業績予想》
(百万円) 経常収益 業務純益 経常利益 当期利益
連本2010.03 3,166,465 ・・ 558,769 271,559
連本2011.03予 3,900,000 ・・ 870,000 540,000
連本2012.03予 3,950,000 ・・ 790,000 470,000
連中2010.09 1,980,507 ・・ 540,609 417,493
連中2011.09予 1,950,000 ・・ 450,000 270,000
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1株益¥ 1株配¥
連本2010.03 248.4 100
連本2011.03予 386.6 100
連本2012.03予 332.7 100
連中2010.09 296.6 50
連中2011.09予 191.1 50
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