残りの人生を「消化試合」にする人に欠けた7視点 「ライフシフト2に学ぶ」人生の探索と計画法
私たちの人生は、さまざまな能力やスキル、人的ネットワークによって構成される「足場」から出発して、いくつかの「ありうる自己像」に向けて進んでいく。
探索と学習の面で、未来の「ありうる自己像」に関するあなたの考え方は妥当だろうか?
この点を検討するとき、未来を予測しようとするより、みずからが目指す未来を構築・探索するうえでどのようなステップが必要かについて理解を深めることを重んじるべきだ。
あなたの人生計画を機能させるためには、どのようなことが必要なのか。思い描いている人生の好ましい要素を最大化するには、どうすればいいのか。
いま、あなたが念頭に置いている進路について考えてみてほしい。おそらく、その道を歩む過程では、いくつもの移行を遂げることが前提になっているだろう。
新しい職種に転身したり、キャリアを全面的に転換させたり、住む地域や国を変えたりすることも考えているかもしれない。その進路について、次の問いを検討してみよう。
未来の移行に向けて、自分のストーリーの幅を広げ、探索を行う準備ができているか。未来の選択肢を狭めてはいないか。未来の可能性について幅広い助言を求めているか。現在の自己像だけでなく、未来の「ありうる自己像」の観点でも、未来を考えているか。
いまあなたは、未来への計画をできる限り具体的に描き出しているに違いない。しかし、時間が経てば、その計画は変更や修正が避けられない。というより、変更や修正を行ったほうがいい。
そこで、いま想定している未来の人生のステージで、人的ネットワークの活力と広がりを維持し、計画の検証と修正を行うことが可能かを考えよう。
学習の機会を設けるための3つの問い
人生のすべてのステージで学習に大きな投資をすれば、あなたが検討している人生の計画がうまくいく可能性が高まる。