インフレの衝撃がG7の中で一番大きいのは英国 IMFが成長率予想を前回比で約1%も下方修正

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主要7カ国(G7)のうち今後2年間に物価上昇で最悪の衝撃に見舞われるのは英国だ。国際通貨基金(IMF)がこう警告し、同国の経済成長見通しを引き下げた。

IMFは今年と来年の両方について、英国の成長率予想を1月の前回予測に比べ約1ポイントずつ下方修正した。高騰するインフレへの対処で金利が上昇し、生活費が高騰し投資が減速していることを理由に挙げた。

IMF、成長予想を引き下げ-ロシアの侵攻や中国ロックダウンで (1)

今後2年間の成長率予想が英国ほど大きく引き下げられた国はG7の中で他にない。2023年の英国の成長率はフランスにも及ばず、G7の中で最低となると見込まれた。

IMFは19日公表した世界経済見通し(WEO)で、英国のインフレ率を今年が7.4%、来年は5.3%と予測した。英国以外のG7諸国は全て、来年にはインフレ率が3%を下回ると予想されている。

インフレの衝撃は英国が最悪となる理由について、IMFは説明していない。だが、複数のエコノミストは英国が開かれた経済で、世界のエネルギー市場の価格に極めて影響を受けやすい点を指摘している。

原題:

U.K. Faces Worst Inflation Shock Among G-7 Nations, IMF Says (1)(抜粋)

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著者:Philip Aldrick

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