長期米国債ETF、ピークから約3割の最悪値下がり 終値ベースで08~10年に見られた下落を上回る

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長期の米国債に投資する上場投資信託(ETF)が過去最悪の値下がりに見舞われている。

iシェアーズ米国債20年超ETF(TLT)は、2020年8月の最高値から3割程度下げており、終値ベースで08年から10年の間に見られた下落を上回る。TLTの運用資産は190億ドル(約2兆4100億円)規模。

年金基金などが選好する長期債はデュレーションが長く金利の変化に敏感に反応するため、米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的利上げ方針を示す中で世界的な債券売りの中心になる。満期1-3年の米国債に投資するETFは、20年に付けたピークから4%余りの下落にとどまっている。

先月のTLTは記録的な流入だった。株式と債券の配分に制限のあるマネーマネジャーが、四半期末に向けて債券エクスポージャーを再構築する必要があったとみられる。

原題:Record Rout Hits $19 Billion Treasury ETF as Bond Slide Deepens (抜粋)

 

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著者:Greg Ritchie

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