消費者価格に転嫁されるアマゾンの販売手数料 販売業者に5%の燃料・インフレ手数料を課す
米アマゾン・ドット・コムは同社の発送サービスを利用するオンライン販売業者に5%の燃料・インフレ手数料を課す方針だ。ブルームバーグが確認した文書で分かったもので、商品の値上げ圧力となる。
この上乗せ手数料は今月28日に導入予定で、商品の梱包(こんぽう)・出荷などを行うアマゾンの発送サービスを利用する米販売業者に適用される。
米消費者物価は3月に前年同月比8.5%上昇と、1981年終盤以来の大幅な伸びを示した。既に高水準だったガソリン価格もロシアのウクライナ侵攻以降に急上昇している。物価急騰に伴いさまざまな企業がコスト高への対応に動いている。
既にアマゾンの販売業者は、1月に導入されたコストに関連する平均5.2%に上る手数料引き上げへの対応に追われている。
アマゾンの50余りの販売業者に対し電子商取引コンサルティング事業を展開するチャンネル・キーを運営するダン・ブラウンシャー氏は「消費者にしわ寄せがいく。アマゾンは既に1月に手数料を引き上げており、販売業者は値上げせざるを得ないだろう」と指摘した。
原題:Amazon Fuel-Inflation Fee Has Sellers Poised to Raise Prices (1)(抜粋)
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著者:Spencer Soper
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