債券相場は大幅安。米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事の発言を受けて米長期金利が大幅に上昇したことで売りが優勢となった。超長期債の利回り上昇が大きくなり、長期金利は0.235%と日本銀行が許容する上限の0.25%に再び接近した。
SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジストは、「米金利は期待インフレ率が明確に低下するなどしなければ、追加的なFRBのタカ派メッセージを警戒する時間帯が続く」と指摘。国内金利が0.24%程度になると指し値オペ実施の可能性が高まるとの見方を示した。あすの30年債入札は「金利水準に妙味があるのは間違いない。一定の需要はある」と話した。
背景
- 【米国市況】株と国債が下落、FRB理事のタカ派的発言を材料視
- ブレイナード理事、5月にもバランスシートを急速に縮小開始へ
- 米株式とクレジット市場は平静過ぎ、FRBのQT控え-ファンド指摘
新発国債利回り(午後3時時点)
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著者:延広絵美
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