楽天がプロゴルファー契約でゴルフに注力する訳 所属先企業となるのは、稲見萌寧選手が初めて
楽天グループが女子プロゴルファーの稲見萌寧選手の所属を発表したのは2022年2月だった。稲見選手は、昨シーズン9勝を挙げて賞金女王に輝き、東京オリンピックのゴルフ競技で銀メダルを獲得している。
2月に都内ホテルで開催された記者会見には同社の代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏も出席した。
三木谷氏が語った契約した理由
会見で三木谷氏は「楽天とゴルフの関わり合いは、国内最大級のゴルフ予約サイト楽天GORAを運営し、ゴルフギアの取り扱いにおいても大きなマーケットシェアを持っている。また、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の楽天スーパーレディースに特別協賛をしており、稲見さんがホステスプロとして活躍してくれるのでは。これからも、全力で応援していきたい」と語った。
また、所属契約に至ったことについても三木谷氏はこう話している。「稲見選手のゴルフに対するひたむきな姿勢、アスリートとしての魅力が楽天グループのイメージと合致すると思っている。楽天グループはさまざまにゴルフに関わる仕事もしているのでシナジーも大きい」
稲見選手も「有名な企業の所属で嬉しいと思うことがあるのですが、スポーツの分野でイニエスタさん(Jリーグ・ヴィッセル神戸)や田中マー君さん(=田中将大・プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルス)だったり素晴らしい選手の中で、楽天の名に恥じないように目立つ活躍がしたい」と意気込みを語った。
楽天がプロゴルファーと所属契約したのは、稲見萌寧選手が初めて。昨シーズンからサポートを開始し、今年から所属契約に変わった。楽天は2021年からJLPGA主催競技大会である楽天スーパーレディースの特別協賛をスタートしている。今シーズン以降のホステスプロとして、トーナメントの顔として稲見選手に白羽の矢をたてた。
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