2年2回の株式分割計画の発表受けテスラ株急伸 時価総額10兆円増はフォードの時価総額を上回る

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28日の米株式市場でテスラの株価は急伸。約2年で2回目の株式分割を計画していることを明らかにした。この日、時価総額は約840億ドル(約10兆4000億円)増え、増加分は米フォード・モーターの時価総額を上回った。

テスラ株価が時間外で急騰、株式分割承認を株主に要請へ

大手企業の株式分割は最近再び注目を集めており、米アマゾン・ドット・コムは今月に入り1対20の株式分割を発表。米アルファベットも2月に株式分割計画を発表している。自社の株式を個人投資家にとって一段と魅力的にすることが狙い。

ツイートを通じて発表された今回のニュースは、テスラの最近の株価上昇にさらに拍車を掛けた。同社は年初来でNYSE・FANG+指数構成銘柄の中で最大の値上がりとなっている。28日に同社株は8%高の1091.84ドルと、終値ベースで1月12日以来の高水準となった。

テスラが最後に株式分割を実施したのは2020年8月。その年に株価は743%上昇し、株式分割が押し上げ要因の一つとして挙げられることが多かった。

原題:Tesla Adds $84 Billion to Valuation on Stock-Split Signal (1)(抜粋) 

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著者:Esha Dey

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