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コロナ禍で労働者が反乱 始まった「大量離職」の時代

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大量離職で人手不足が顕著となっている(Gabby Jones/The New York Times)

「グレート・レジグネーション(大量離職)」という言葉が注目を浴びている。米テキサスA&M大学ビジネススクールのアンソニー・クロッツ准教授が2021年5月に生み出した言葉だ。新型コロナのパンデミックが一時収まった昨年春ごろから人々が職場を去り始めた現象を捉え、「この傾向は続く」と予測した。

同氏の見方は現実のこととなった。米労働統計局によると、自主的な離職は21年夏から増加し、11月には全就労者の約3%に当たる449万9000人に到達。同局が統計を取り始めた00年12月以来の記録的数字となった。パンデミック前の19年12月までは月350万人前後で推移していた。クロッツ氏が社会現象を指摘する直前である21年4月以降の離職者は、累計で3300万人にも上る。

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