11月に中間選挙の投開票を迎える米国で、不出馬を宣言する下院議員が続出している。とくに多いのが民主党議員で、1月23日時点で28人が再選を目指さない意向を明らかにしている(下院の定数は435)。
中間選挙で民主党の不出馬議員が20人を超えるのは、1994年以来だ。8人は上院などへの鞍替えを目指すが、20人は政界から引退する。一方の共和党からの不出馬表明は13人で、引退する議員は6人にとどまる。
民主党に引退議員が多い背景には、今回の中間選挙で民主党が下院多数派の座を失う可能性が高い点が挙げられる。民主党の現職議員は、苦しい選挙で再選を果たしたとしても少数派となり、議会での影響力が低下してしまう。
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