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バイデンが背負う政治リスク コロナ追加対策で感染者増も

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全米ではさまざまな場所で新型コロナ検査が可能。検査機会の増加がコロナ対策の柱となっている(Saul Martinez/The New York Times)

クリスマス休暇を目前に控えた昨年12月21日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」感染の急拡大を受け、バイデン大統領はコロナ対策を発表した。中心は検査場の増設と、5億回分の家庭用検査キットの無料配布だ。CDC(米疾病対策センター)によると1月1日現在、全米での感染例の95%がオミクロン株に置き換わっており、1日平均の感染者数も49万1652人(1月3日現在)と、1週間前の約2倍にまで増えている。大統領による今回の発表は、同政権が進めるコロナ対策の柱の1つである「検査」を強化するものだ。

まず検査場については、現在全米で稼働する2万カ所に加えて増設する。最初に感染者が多いニューヨークに設け、その後全米で検査機能を強化する。また家庭用については、結果がすぐに判明する抗原検査のキットを用意、希望者はサイトから申し込む。この1月以降に入手可能となる見通しだ。

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