メガバンクの中でも、海外金融機関への出資や新たな収益源獲得に向けた動きを加速させているのが三井住友フィナンシャルグループ(FG)だ。次の一手や異業種との競争について聞いた。
──新型コロナの影響を受けた企業に対しては融資による支援が中心でした。今後は事業再生やコンサルティングを求められます。
事業再生は大きなテーマの1つだ。コロナを受けて2021年に事業再生専門の会社を設立した。現時点で、再生案件はそれほど出てきていないが、これから増えてくる可能性は十分ある。ポストコロナを見据えて、業界再編が必要なところもある。構造的な問題を抱えている企業や業種があり、今後、再編の動きが出てくるだろう。
──21年は東南アジアの金融機関に相次いで出資しました。現地に「第2、第3のSMBCグループを作る」という狙いの進捗は。
インドネシア、インド、フィリピン、ベトナムと、戦略の対象となる国にはほぼ手をつけた。ただ、日本に比べればまだまだ。銀行やノンバンクだけでなく、その国の経済成長に合わせた複合型の金融機関にしていかないといけない。
──さらなる出資や買収の可能性はあるのでしょうか。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら