あなたにも出来る!社労士合格体験記(第24回)--ずばり!ハードな試験本番を乗り切るためのコツとは?
後半戦は時間との戦いになりますが、見直しの時間のことはとりあえず考えずに、問題に集中することが大切です。私も「厚生年金保険法」を解いているときには、頭がクラクラしてきました。ただ、ここで慌てると最後の「国民年金法」で足元をすくわれることになりかねません。落ち着いて、残っているすべての集中力を問題に向けることです。最後のひと踏ん張りが、合否を左右すると思ってください。
全体を確認し、チェック箇所のみ見直し
解き終わった後は、冷静さを取り戻すことが大切です。単純なことですが、マークシートの塗り潰している科目が間違っていないか、番号が間違っていないか、全体を一通り確認しましょう。私は途中で他の科目の欄を塗り潰していたのに気づいて、慌てて全部書き直したことがあります。特に、科目の順番を変えて解いた人は注意が必要です。
全体のチェックができたら、あとは余裕を持って、見直しに入ります。解答を変更するときは、書き換える前に、もう一度確認しましょう。明らかに誤解していた場合は別として、最初に頭に浮かんだ答えが正しいことも往々にしてあります。たかが一問と侮るなかれ。一問に笑う人も、泣く人もいます。書き換えるにせよ、書き換えないにせよ、悔いを残さない決断をしなければなりません。
次回は、自己採点結果に一喜一憂です。
【毎月第2・第4火曜日に掲載予定】
翠 洋(みす・ひろし)
1958年愛知県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業後、ラジオたんぱ(現・ラジオNIKKEI)入社。番組制作、報道、出版事業などを経て45歳で退職。延べ1年半の失業期間の後、NHK「地球ラジオ」の専属ディレクターとして3年勤務。その間、ファイナンシャル・プランナー(AFP)に登録。2007年4度目の挑戦で「行政書士」合格後、行政書士法人で外国人の日本在留ビザ申請代行業務に従事。「社会保険労務士」には、2008年4度目の挑戦で合格。現在は、職業訓練講師として「人事労務基礎科」「基礎演習科」などを教えている。趣味はアルトサックス演奏、温泉巡り。「語学オタク」。
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