勝ち組投資家たちの独特の投資スタイルを一挙公開。
「安定需要のある立地にこだわる」
「負けない投資を信条にしている」と語るのは、不動産投資に関する書籍がある村野博基さん(45)。東京の区分中古マンションに特化した投資を行う。収益物件は目下29戸で、「東京23区を制覇するまであと6戸」という。現在の年間家賃収入は約3000万円、管理費などを引いた手取り収入は2500万円になる。
通信会社の社員だった2004年に不動産投資を始めた。そのときから基本スタイルは変わっていない。まず家賃収入を重視する。「イールドギャップ(表面利回りと借入金利との差)3%程度が目安。表面利回りが少々低くても(客が付きやすい)場所にこだわる」。
金融機関から借り入れをしてレバレッジを利かせることも特徴だ。「ボリュームを増やすためには借金をしたほうが早く資産を築ける。利ザヤが増えてリスクが小さくなる」。新築マンションよりも利回りがよく、運営実績がある中古のほうが手堅いとみる。昨年は新型コロナの影響で空室が瞬間的に増えたが、それでも1カ月程度で埋めることができた。
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