「昨年、スルガ銀行の担当者が何度も営業に来た」。都内のワンルームマンション販売会社の幹部が明かす。条件が折り合わず提携には至らなかったが、「不動産に積極的に融資をしたい様子だった」(同幹部)と振り返る。
2018年に発覚したシェアハウスをめぐる不祥事を受け、投資用不動産向け融資を凍結させていたスルガ銀。だが足元では不動産への回帰が鮮明だ。都内のアパート販売会社社長は、「提携金融機関の中ではスルガ銀にいちばん案件を持ち込んでいる」と話す。
不動産投資家の間では「もはや富裕層重視の銀行になった」との見方がもっぱらだ。スルガ銀が19年11月に公表した中期経営計画では、顧客の主軸を従来の金融資産5000万円以下の「マス・アッパーマス層」から、1億円以上の富裕層へ移すと標榜する。前述のアパート販売会社も顧客は富裕層が中心だ。
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