図表の間違いも非常に多く、アーティクルと呼ばれる主論文だけでも、捏造と認定されたものが2点、数値の調整が6カ所、取り違えが2カ所、写真の重ね合わせなども含めると合計11カ所。レター論文といわれる第2論文にも、知識不足による明らかな誤り、誤認や樹立したはずの細胞が確認できないなどの問題点が10カ所も指摘されている。
しかも、ほとんどのケースで、小保方氏からの元データの提出はない。そのために、論文データとの照合ができず、不正の有無が認定されなかった。
しかし、「実験データが提出されないほうが不正認定されない、ということは理不尽」。外部調査委員会の報告を受けて開かれた理研側の会見の中で、川合眞紀理事もそう言及した。不正が認定されなかったこと、イコール疑義が晴れた、というわけではない。ES細胞を混入したのは誰なのかということも含めて、不正を認定するための決定的証拠がないだけだ。むしろ科学者にとっては元データを開示しないことこそが、疑念を深める行為といっていい。
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