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一時払い外貨建て保険にご用心 加入後も高額な費用が不明

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銀行が高齢者に勧める一時払い外貨建て保険。だが費用がいくらかは不明なままだ。

イラスト:河南好美

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2002年に変額個人年金保険(保険金が運用結果によって増減する保険)を銀行が取り扱うようになった(銀行窓販の解禁)。ところが、「保険商品と知らなかった」「保険金が大きく目減りすることについて説明がなかった」などの苦情が相次いだ。

いま再び、銀行窓販の保険でトラブルになっているものがある。一時払い外貨建て保険である。昨年12月、国民生活センターは、この商品のトラブルが増えているとして注意喚起の報道発表をした。

一時払い外貨建て保険は、文字どおり外貨で運用される。従来の保険と同じで、個人年金保険、終身保険、養老保険などがある。保険料は、毎月支払うことも可能であるが、銀行窓販の場合、運用目的の一時払いが主流だ。

筆者はNPO法人の消費者団体のメンバーとして、生命保険の商品性や勧誘について長年ウォッチしてきた。そんな折、筆者宅に取引銀行である新生銀行から「満期を迎えるご資金についてご提案がある」と電話があった。

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