有料会員限定

MUJIN/SEQSENSE/ユカイ工学 【ロボットベンチャー】

印刷
A
A

多様な切り口から描いた理想の実現を目指す

外資メーカーでトップ営業だった滝野CEO。自社の技術力を誇る(撮影:田所千代美)

特集「すごいベンチャー100 2018年版」の他の記事を読む

産業用ロボットはエンジニアが座標を1点ずつプログラミングして動作ルートを生成する「ティーチング」に何カ月もかけなければならない。基本的に、教えられたルートしか動くことができない。ロボット単体では何もできない──そんな常識をぶち壊すのがMUJINだ。

ロボットの「脳みそ」に当たる部分にMUJINのコントローラーをつなげば、すべての動作を教えずとも、たとえばつかみ方を指示するだけで、ランダムに積まれた荷物をさまざまなルートでピッキングしていく。

MUJINコントローラーは、ロボット用のOS(基本ソフト)に当たる。形状は一般的なDVDデッキに近い。基幹技術はCTO(最高技術責任者)のデアンコウ・ロセン氏が開発したAI(人工知能)だ。最大の特長は「モーションプランニング」(MP)という技術で、最適なルートを自動かつ高速で導き出す。

滝野一征CEO(最高経営責任者、34)は、「深層学習は不確かな『ブラックボックス』だ。勝手にピッキングのルートをスタートからゴール(つかみ方)まで考えてくれる。だが、深層学習はあくまで何度も失敗を重ねたうえでの最適化だ」と語る。一方のMPは、深層学習とは正反対。ピッキングのゴール(つかみ方)の指示こそ必要なものの、それさえわかれば最適なルートを、アルゴリズム(論理演算式)を基に逆算して一発で導き出す。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
ロシア発「合板ショック」、住宅価格へも波及する激震
ロシア発「合板ショック」、住宅価格へも波及する激震
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
すごいベンチャー100 2018年版
あのベンチャーのその後
追跡調査!
AIから物流、ものづくり分野まで
ベンチャー最前線(5)
【政治ベンチャー】
【リーガル(法務)ベンチャー】
【ヘルスケアベンチャー】
ベンチャー最前線(4)
【エンタメベンチャー】
【アパレルベンチャー】
【ライフスタイルベンチャー】
【フードベンチャー】
ベンチャー最前線(3)
【観光ベンチャー】
【HR(人事)ベンチャー】
【教育ベンチャー】
Interview|500 Startups Japan ジェームズ・ライニー
Interview|東京大学教授 各務茂夫
【新素材ベンチャー】
ベンチャー最前線(2)
【建設・不動産ベンチャー】
米国「巨額投資」の勝算
【シェアリングベンチャー】
【フィンテックベンチャー】
ベンチャー最前線(1)
【モビリティベンチャー】
【エネルギーベンチャー】
【AIベンチャー】
【ロボットベンチャー】
【宇宙ベンチャー】
ビジネスヒントはここにある!
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内