大企業も熱狂するベンチャー投資。次のメルカリはどの会社か、注目のベンチャー100社を総まくりで紹介する。
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あのメガベンチャーがついに上場した。6月19日、東証マザーズに上場したメルカリ。同社の初日の時価総額は7172億円(終値ベース)と、創業からわずか5年で、日本マクドナルドホールディングスに次ぐ水準となった。ベンチャー界だけでなく、株式市場関係者の話題をさらった。
いま日本には、第4次ベンチャーブームと呼ばれる波が来ている。2017年のベンチャーの資金調達額は2791億円。これは最も少なかった12年の4.3倍の水準となる。金融緩和や13年以降に相次いで設立された官製ファンドなどにより、ベンチャー市場にリスクマネーが流入。近年は、大企業もベンチャー投資にのめり込み、市場拡大に拍車をかける。
AI、宇宙、創薬…100億円級調達が続々
ベンチャー企業1社当たりの調達額も大きくなっている。17年の資金調達額ランキングを見ると、1位のプリファード・ネットワークス(東京大学発のAI〈人工知能〉ベンチャー)をはじめ、2位のスコヒアファーマ(武田薬品工業の事業を切り出した創薬ベンチャー)、3位のispace(月面探査を目指す宇宙ベンチャー)と100億円級の調達が続いている。
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