身近な問題を“シェア”して解決

工藤CEOはマカオ生まれ。両親も経営者(撮影:梅谷秀司)
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渋谷で訪日外国人とトランクを入れるコインロッカーを探したが、40分歩いても見つからない──そんな経験からこのサービスが生まれた。
メルカリやJR東日本、JR西日本も出資しているecbo(エクボ)が手掛ける「エクボクローク」は、店舗の空きスペースを荷物の預け場所にするサービスだ。2017年1月にスタートし、飲食店や百貨店、郵便局、神社など計約1000カ所が登録されている。口コミで広がりユーザーの7割は外国人。「1日当たりバッグサイズ300円、スーツケースサイズ600円だが、後者が8割を占める」(工藤慎一CEO〈27〉)。利用代金の半分が同社の収入になる。
事前にネットで予約ができユーザーの利便性は高い。支払いも予約時にクレジットカードで行うため店舗としては未払いの心配もなく、スマートフォンで撮影した荷物写真が預かり証代わりになるので、言語もあまり問題にならない。盗難や紛失には保険で対応。万が一不審な荷物があればユーザーに了承を得たうえで店舗側が開封できる。
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