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MRはリストラに戦々恐々 不要論が根強い高収入職種

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訪問回数が評価につながるため、MRは短時間でも医師に会おうと必死だ(B&I/PIXTA)

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「医薬情報担当者(Medical Representative : MR)さん向けに当院の面会規定を作りました。(中略)無視して訪問される場合、1分間1000円のタイムチャージが掛かります」

これは東京にあるクリニックのお茶の水循環器内科が今年3月から導入した面会規定だ。MRとは製薬会社の営業担当者のこと。自社の医薬品に関する情報を医師などに提供したり、薬の効果や副作用などの情報を自社にフィードバックしたりするのが仕事だ。

薬に関する情報提供を受けることは医師にとっても有益なように思えるが、なぜお茶の水循環器内科は面会規定を設けたのか。その理由について、次のように記載している。

「訪問時に提供される情報の密度が概して薄いこと、多くの場合自分で調べれば済むこと、院長の休憩時間、スタッフの休憩時間を圧迫し業務に支障を来していること、人の時間は有限であり、内容の薄い時間の使い方はお互いに避けたほうが有意義であること、などから、本当に面会の必要性があるのか疑問を感じざるをえないと判断したからです」

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