有料会員限定

稼げなければ販社の言いなり 覆面座談会

✎ 1〜 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

金融庁の旗振りでにわかに注目が集まるフィデューシャリー・デューティー(FD、顧客本位の業務運営)。その取り組みを進める現場の本音とは。(個別取材を基に座談会として構成した)

Aさん(40代)... 独立系運用会社のファンドマネジャー
Bさん(40代)... 大手銀行の信託部門行員
Cさん(50代)... 中堅銀行の資産運用部門幹部

 

──大手の金融グループが顧客本位の業務運営を行うことは本当に可能でしょうか。

A メガバンクグループが資産運用会社を持つこと自体、無理がある。象徴的なのはみずほフィナンシャルグループ。「One MIZUHO」戦略を標榜し、「銀行・信託・証券、資産運用などグループの機能が一体となって総力を発揮する」と言っている。これはグループの商品を売ると言っているに等しいが、顧客本位といえるのか。

B メガバンクグループでもFDは可能だろう。利益相反管理で運用会社が銀行や証券など販社の言いなりにならない体制を作ればいい。

関連記事
トピックボードAD