人 工知能(AI)の進化が止まらない。工場や物流で使うロボットや車の自動運転、家電製品への応用、さらには将棋や囲碁の世界でもAIはもはや無視できない存在になっている。この動きは金融分野も例外ではない。第3次ブームと呼ばれるAIの台頭によって、銀行員の仕事は次々に消える可能性がある。
一つは、預金・振り込みなどの窓口業務だ。これらの業務はすでにATMやネットバンキングへ置き換わりつつあるが、高齢者を中心に依然として窓口に赴く利用者は多い。一部納税関係などは窓口で事務手続きを行う必要もある。
だが、AIによってほぼすべての窓口業務はなくなっていく。今でもソフトバンクグループのヒト型ロボット「ペッパー」が、銀行の店頭接客に採用されている。数年も経てばバーチャルに表示される銀行員が現れ、銀行員そのものの姿をしたロボットが現れても不思議ではない。
店頭のIT化が進むと、窓口業務にかかわる人員はせいぜい店舗当たり二人いればいい。あとはトラブル対応時に必要な管理職がいれば成り立つ。余った人員は富裕層向けのコンサルティングなど、人間にしかできない業務に回ればいい。逆に言えば、窓口の単純な業務しかできない銀行員は不要になる。
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