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日の丸半導体製造装置の賞味期限 空前の活況にも喜べない

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インテル、サムスン、TSMCの投資動向が装置業界を左右する

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「非常に力強い決算だ」

2017年4月末から発表が始まった、半導体製造装置メーカー各社の16年度決算。説明会に参加したあるアナリストはそう口にした。それもそのはず。各社の決算資料には、受注や利益で「過去最高」の文字が躍った。今、半導体製造装置業界は空前の活況を呈している。

国内最大手で世界4位の東京エレクトロンは、半導体製造装置部門の売上高が前年比22%増の7498億円で過去最高を更新。6位のSCREENホールディングスも売上高、営業利益、累積受注額が過去最高となった。製造工程で生じる微細なゴミを除去する洗浄装置が、幅広い顧客向けに売り上げを伸ばした。

「過去10年になかった水準の受注だ」。半導体が正しく動作するかを試験するテスターを手掛けるアドバンテストの吉田芳明社長は、足元の活況をそう説明する。

およそ10年前の活況は、音楽プレーヤー、薄型テレビ、携帯電話、PCなど、半導体の塊であるデジタル機器の需要増加が製造装置業界に恩恵をもたらした。いま業界に福音をもたらしているのは、別の新たな半導体需要だ。海外顧客を中心に設備投資意欲が高まっている。

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