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跋扈する悪徳FC 訴え始めたオーナーたち

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日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の相談窓口へ寄せられるトラブルケースは一向になくならない(撮影:今井康一)

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神奈川県平塚市に住むKさんが脱サラしフランチャイズ(FC)チェーンの加盟店オーナーとなったのは、2013年7月のことだ。

Kさんは大手企業の研究者として長年働いてきたが、転勤が多いのが苦で転職をした。しかし、転職先の職場環境が合わず思い悩んでいた。そんなとき、目に入ったのがFC加盟を勧める本だった。「ノウハウがない人には、FCが絶対にいいんだ」。40代での独立を志した。

複数のFC本部から資料を取り寄せ吟味したが、初期投資が高く、なかなか一歩を踏み出せない。東京ビッグサイトで開かれていたフランチャイズの展示会に行った際、目についたのが、住宅建具の修理関連のFCを運営するD社のブースだった。

Kさんは、D社の代表者と加盟店の先輩オーナーの二人に勧誘され、心が動いた。初期投資は189万円、ロイヤルティは月5万円と低額。ニッチ産業のため競争環境は厳しくないうえ、チラシ広告の反響営業のため営業スキルはいらないという。

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