コンビニを中心とする小売業の経営で、負担となるのが在庫管理だ。売れ筋の品ぞろえに目を配ったり、不足分を迅速に発注したりする作業の量は少なくない。そうした中、在庫を持たないことで、オーナー一人でも店舗を運営できるフランチャイズ(FC)店が着々と勢力を伸ばしている。
ブランド品買い取り店を展開する「大黒屋」もその一つ。FC市場における小売業の品目別FC店舗数でも、同店舗が取り扱う中古品を含む「文化用品」は近年割合が増加している。
ビジネスモデルは単純だ。顧客により持ち込まれた中古品を査定し、条件が合致すれば買い取る。それを業者間のネットオークションに出品するか、本部に販売。場合によっては店頭でも販売する。そうして得た元手で、別の顧客から中古品を買い取るというサイクルを繰り返す。
商品の売り先は確保、在庫リスクは僅少
買い取った商品は2週間で現金化される。過剰在庫を持つことなく、迅速に現金化できることが強みだ。大黒屋は2005年のFC店募集開始以降、17年3月時点で全国160にまでFC店を増やしている。
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