日本の投資家が米国株を売買するとき、避けて通れないのが為替の動きだ。
たとえば100ドルの銘柄を購入する場合、1ドルが100円のときであれば1万円で買えるが、1ドルが120円だと1万2000円が必要になる。逆に、1ドルが100円のときに買った株を120円のときに売却すれば、ドルベースでの株価が横ばいだったとしても、円換算では購入時の1.2倍のおカネを手にできる(各種手数料を除く)。
昨年のドル円相場の動きを振り返ると、英国のEU(欧州連合)離脱決定などで世界情勢の不透明感が高まったことから、安全資産とされる円が買われ、夏から秋にかけてたびたび1ドル=100円の大台を割り込む展開となった。ところが、11月に米大統領選挙でトランプ氏が勝利すると風向きが一変。1カ月余りの間に105円前後から118円台まで一気に円安ドル高が進んだ。
年が明けてからも1ドル=115~117円のレンジで推移しており、昨秋来の円安基調を維持している。はたして、このドル円相場の流れはどこまで続くのか。
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