[ポイント1]
基本は社員の努力と、三方よし。きれいごとじゃない。資源価格が上がって商社が儲かっても、顧客や世間が苦労するような商売では長続きしない
[ポイント2]
中国CITICとの協業はまず医療を成功させたい。リネンサプライや給食など、病院を対象とした伊藤忠の商売を中国に持ち込む。資源も一緒にやる
[ポイント3]
商社は荒っぽいから、コンビニの丁寧な売り場作りは不得手。総合スーパーの将来性は厳しく、今までの失敗を反省して真剣に変えていく必要がある
昨年は中国国有企業に6000億円を投資。さらに2016年3月期は利益で総合商社トップに躍り出るなど話題が尽きない伊藤忠商事。今後も稼ぐ力を維持できるのか。岡藤正広社長に聞いた。
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伊藤忠商事社長 岡藤正広
おかふじ・まさひろ / 1949年大阪市生まれ。74年に東京大学経済学部を卒業後、伊藤忠商事入社。一貫して大阪で繊維の営業畑を歩む。2004年常務取締役・繊維カンパニープレジデント。10年から現職。(撮影:今井康一)
おかふじ・まさひろ / 1949年大阪市生まれ。74年に東京大学経済学部を卒業後、伊藤忠商事入社。一貫して大阪で繊維の営業畑を歩む。2004年常務取締役・繊維カンパニープレジデント。10年から現職。(撮影:今井康一)
──この中間期も純利益で総合商社トップでした。
基本は社員一人ひとりの努力あるのみや。それと三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)の重みを理解すること。きれい事じゃなくて、実際そう思うんだよ。
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