有料会員限定

いよいよ火ぶた切られたコンビニ全面戦争 三菱商事・ローソンvs.伊藤忠・ファミマ

✎ 1〜 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

[ポイント1]
伊藤忠の出資先ファミリーマートがサークルKサンクスを傘下に持つユニーと9月に経営統合すると、2週間後に三菱商事はローソンの子会社化を発表した

[ポイント2]
14年に就任したローソンの玉塚社長(当時)は、三菱と距離をおいた新浪前社長路線を転換し三菱に協力を要請。約30人の人材を得て海外展開を進める

[ポイント3]
対するユニーの上田社長は苦戦が続くGMSに2年でメドをつけると話す。伊藤忠がファミリーマートの社長に抜擢したのは伊藤忠出身の澤田社長。

撮影:尾形文繁、梅谷秀司、今井康一

特集「三菱商事 vs. 伊藤忠」の他の記事を読む

狙いすましたかのように三菱商事とローソンが反撃ののろしを上げた。

今年9月1日、伊藤忠商事の出資先であるファミリーマートと「サークルKサンクス」を傘下に持つ東海地方地盤のユニーグループ・ホールディングスが経営統合し、両社トップが会見で固い握手を交わした。すると2週間後、三菱商事がローソンの子会社化をブチ上げたのだ。

三菱商事は来年初めにもTOB(株式公開買い付け)を実施し、出資比率を現在の33.4%から50.1%に引き上げる。投資額は約1400億円になる見通しだ。TOBを申し入れたのは今年6月。三菱商事のリテイル本部長でローソン社外取締役も務める西尾一範氏が、ローソンの経営陣に提案書を手渡した。総合商社がコンビニを子会社化するのは今回が初めてとなる。

関連記事
トピックボードAD