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「商社とは全方位でやる、でも三菱は別格」 [INTERVIEW]ファーストリテイリング柳井正会長兼社長

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ユニクロと三菱商事は古くから生産・調達面で強固なビジネスパートナーであり、人材の交流も進んでいる。ファーストリテイリングの柳井正社長が考える商社と小売業の未来像とはどんなものなのか。

ファーストリテイリング会長兼社長 柳井 正
やない・ただし / 1949年山口県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。旧ジャスコを経て72年に父親の経営する小郡商事に入社。84年に「ユニクロ」を初出店し社長に就任。ソフトバンクグループの社外取締役も務める。(撮影:今井康一)

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三菱商事とは長い付き合いだが、本格的にお付き合いしたのは上場してからだ。当時ユニクロはベンチャー企業みたいなものだった。商社から経営者の素質がある人がやってきて、だんだんと経営者感覚を身に付けていく。主に人材と生産管理でいろいろな方にお世話になった。

経営人材としての「商社マン」を評価するなら、商売を知っているという点はやはり優れている。ほかの企業の人材ではビジネスの構造や商売の交渉事、人を使うということがいまいちわかっていない。でも、商社マンだから全員が良いのではなく、彼らの中にも経営に向かない人は95%くらいいる。本当に商売ができるのは残りの5%だけだ。

商社の仕事は、一見、商売をしているような錯覚に陥るけど、実際にやっているのは口銭で稼ぐブローカービジネス。そこでビジネスをやりたいと思っている人、若くて見込みのある人だけが経営者になる。

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