三井物産「三番手」から巻き返せるか
伊藤忠商事、三菱商事に収益で水をあけられた名門・三井物産の復活はあるのか。32人抜きの社長就任から1年半。安永竜夫社長に三井巻き返しの戦略を聞いた。
──伊藤忠、三菱商事と最終利益で差がついています。
新興国経済と資源市況が引き続き低調な中、現場は頑張っている。しかし、まだ他社には追いついていない。伊藤忠、三菱商事と比べて差があるのは国内事業だ。
三井物産はなりわいとして、世界を相手に仕事をしてきた。成長領域である新興国に経営資源をシフトしており、その流れは変わらない。主戦場はやはり海外で、ここでさらに仕事を作っていく。今は新興国や資源国の経済不調の影響をわれわれがいちばん受けているが、これは成長ゾーンにリソースを張っている以上、ある程度はしょうがない。
ただ、国内でやりきれていない部分があるので、ここはもう一段しっかりと収益基盤を作り込むことが必要だ。個別事業を選別して立て直しも進めている。
──具体的な取り組みは?
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