有料会員限定

高まる広告主の圧力 報酬制度を見直しへ 苦境に立つアメリカ広告業界

印刷
A
A

不況のさなか、米国では20年ぶりに報酬制度見直しの動きが──。

世界同時不況の影響で、米ニューヨークのマディソン街をはじめ世界の広告業界は、史上まれに見る苦境に立たされている。米国では、すでに7万人に近いアドマンがレイオフの憂き目に遭っている。

だが米国広告業界の不振は、不況に端を発しているわけではない。まだ景気のよかった数年前においてさえ、その未来が危ぶまれていたのだ。一つには、一世紀近く続いてきた広告業界のビジネスモデルが、目まぐるしく変わるメディア環境の波の外に取り残されつつあるという事実、また一つには、広告費のROI(投資収益率)、アカウンタビリティ(責任)をより厳しく求める広告主のデマンドの中で、現在の報酬制度が大きく揺れ始めているからだ。

全米広告主協会(ANA)によると、米国の広告会社の65%は現在、労働を基準にしたフィー制度を採っている。フィー制度とは、広告主の仕事に携わる、またはそれをサポートする広告会社の社員の給料の総計を時間で割り、それに作業に必要な時間を掛けたものだ。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
ソフトバンク「20兆円ファンド」急ブレーキの難局
ソフトバンク「20兆円ファンド」急ブレーキの難局
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
大激震!広告サバイバル
苦境に立つアメリカ広告業界
エクスポ・見本市の栄枯盛衰
倒産件数は増加の一途
【広告進化論2】OOH広告
【広告進化論1】デジタルサイネージ
【広告進化論3】DM(ダイレクトメール)
[匿名座談会]広告業界 若手・中堅社員の本音トーク
口コミ(バズ)の落とし穴
[INTERVIEW]本田哲也 ブルーカレント・ジャパン代表
ネット広告の最前線
無傷のヤフー
[INTERVIEW]江副浩正
リクルートの七変化
社内では意外に評価されていない!?
広告市場“激変"の震源地【スポンサー編】
[INTERVIEW]佐藤可士和
知られざるPR会社
マス不振でプライド捨て小口営業で地べたをはう
電通vs.リクルートvs.ヤフー
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内