有料会員限定

なぜ眠れない?5人に1人が不眠に悩んでいる 最新科学が睡眠障害の謎を解き明かした

✎ 1〜 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

[ポイント1]
日本の成人の20%が「睡眠で休養が十分にとれていない」と回答。不眠症患者は不眠への恐怖で症状を悪化させることもある。

[ポイント2]
不眠症になったら問診を受け生活習慣を見直す。睡眠薬は補助的に使う。ものの受け止め方や考え方に働きかける認知行動療法もある。

[ポイント3]
日本人の睡眠時間が短い、はウソ。体内時計も25時間より短く個人差あり。眠りの周期も90分に限らず90~120分で個人差。

 

厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」(2014年)によると、日本の成人の20%が「睡眠で休養が十分にとれていない」と回答している。中でも30歳代では27%、40歳代32%、50歳代25%と、働き盛りの世代で顕著に率が高い。

「睡眠で休養が十分にとれていない」の中には「不眠」の要素が含まれるだろう。眠れないことを不眠という。床に就いたのに寝つけない「入眠困難」、起床までに何度も目が覚めてしまう「頻回の覚醒」、目覚めが早すぎて再入眠できない「早朝覚醒」などがある。

関連記事
トピックボードAD