[ポイント1]
日本の成人の20%が「睡眠で休養が十分にとれていない」と回答。不眠症患者は不眠への恐怖で症状を悪化させることもある。
[ポイント2]
不眠症になったら問診を受け生活習慣を見直す。睡眠薬は補助的に使う。ものの受け止め方や考え方に働きかける認知行動療法もある。
[ポイント3]
日本人の睡眠時間が短い、はウソ。体内時計も25時間より短く個人差あり。眠りの周期も90分に限らず90~120分で個人差。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」(2014年)によると、日本の成人の20%が「睡眠で休養が十分にとれていない」と回答している。中でも30歳代では27%、40歳代32%、50歳代25%と、働き盛りの世代で顕著に率が高い。
「睡眠で休養が十分にとれていない」の中には「不眠」の要素が含まれるだろう。眠れないことを不眠という。床に就いたのに寝つけない「入眠困難」、起床までに何度も目が覚めてしまう「頻回の覚醒」、目覚めが早すぎて再入眠できない「早朝覚醒」などがある。
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