有料会員限定

トヨタ4割減益の真意 円高をどうはね返す

✎ 1〜 ✎ 20 ✎ 21 ✎ 22 ✎ 最新
拡大
縮小

これまでは円安による“追い風参考記録”。日本企業の真の実力が試される。

「今年に入り、大きく潮目が変わったと認識している」(トヨタ自動車の豊田章男社長)

5月11日、2015年度決算と同時にトヨタが発表した16年度業績見通しは、営業利益が40%減となる1兆7000億円。15年度まで3期連続の最高益から一転して大幅減益を予想する。

厳しい状況でも、将来への投資を優先する覚悟を示した(撮影:尾形文繁)

特集「伸びる会社 沈む会社」の他の記事を読む

豊田社長の言う「潮目の変化」。最も大きいのは、言わずと知れた為替相場の反転だ。

1ドル=120円を超えて推移していた15年から一転、今年から円高方向に進み出した。トヨタの決算発表の少し前には106円をつけた。これを受けて、トヨタは16年度の想定レートを1ドル=105円、1ユーロ=120円で設定する。15年度比でそれぞれ15円、13円の円高となる。

トヨタの場合、対ドルで1円円高に振れると約400億円、対ユーロなら約40億円営業利益が減少する。その他の通貨を合わせると、為替だけで9350億円もの営業減益要因となる。

もちろん、ほかの自動車メーカーにとっても円高はマイナスだ。

関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
伸びる会社 沈む会社
ツイッターによる情報拡散には限界も
監査等委員会設置会社が相次ぐ
外国人持ち株比率ランキング50
四季報特別調査(3)
四季報特別調査(2)
四季報特別調査(1)
世界最大級の“投資家"が見たガバナンス改革
国内外のファンドに聞く
動き始めた日本企業
ガバナンス改革の功罪
注目のあの企業・業界(4)
インバウンドのこれからは?
補正予算で潤うか
内需企業中心で成長、好財務企業が狙い目
外需で伸びしろ十分
海外景気減速に負けない成長企業
『会社四季報』最新予想を先取り!(7)
『会社四季報』最新予想を先取り!(6)
注目のあの企業・業界(3)
『会社四季報』最新予想を先取り!(5)
米中売上高比率の高い会社ランキング
業績取材でわかった 波乱含みの会社はここだ
『会社四季報』記者座談会
その他の記事はこちら
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内