投資家や株主との対話の手段として重要なIR。そのあり方が問われている。
IoT(モノのインターネット化)、フィンテック(金融と技術の融合)、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)……。最近の株式市場は、一つのキーワードに脚光が集まりその「関連銘柄」が急騰するということを繰り返している。背景にあるのはだぶついた個人マネーと、投資家の間でキーワードの拡散ツールとして定着したツイッターの存在だ。
人材派遣の夢真ホールディングスは5月20日、ITエンジニア人材育成子会社を設立すると発表した。そのリリースにはIoT、フィンテック、VR・ARなどの文言が並び、投資家の注目を集めた。ただ注目度が高まりすぎると反動も大きい。
健康や美容にいいとして若い女性を中心にブームになっている水素水。その水素水をめぐって「誹謗中傷や風説の流布」には法的措置を辞さないとするリリースを5月25日に公表したのが電解還元整水器を製造・販売する日本トリムだ。水素水の効能についてネットを中心にさまざまな言説が飛び交っているため、ユーザーや株主への説明の一環としてこのような発表をしたのだという。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら