にわかに脚光を浴び始めたVR(Virtual Reality、仮想現実)とAR(Augmented Reality、拡張現実)。今年は専用端末が相次いで発売されることもあり、“VR元年”と呼ばれている。3月には米オキュラスがVR専用ヘッドマウントディスプレー「Oculus Rift」を発売し、10月にはソニーがVR専用ヘッドマウントディスプレー「PlayStation VR(PS VR)」の発売を予定する。
ゲーム開発会社のカプコンは、2016年度内にVRゲームの新作発表を控えている。来年にかけて国内外のゲーム会社から新作が登場することになりそうだ。ただしヘッドマウントディスプレー単体だけでは楽しめない。オキュラスはゲーム用PCに、PS VRは据え置き型ゲーム機「PlayStation 4(PS4)」に接続する必要がある。初期導入費は10万円を上回るため、コアゲーマーから普及が進むことになるだろう。
今年1月に米ゴールドマン・サックス証券が発表したリポートでは、25年の世界のVR/AR関連市場は、基本シナリオで800億ドル(約8.7兆円)、場合によっては1820億ドル(約20兆円)まで広がると予想される。このうちゲームの割合は3割強にとどまり、残りは医療やライブ、動画、不動産、小売りなど幅広い分野での展開が予想されている。すでに国内でも、海外の結婚式場の下見や不動産物件の内見などに導入されている。
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