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「安定株主」は死語 企業と対話を進める 世界最大級の“投資家"が見たガバナンス改革

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国民の年金積立金約140兆円を運用する世界最大級の“投資家”、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)。4月就任した髙橋則広・新理事長に、今後の運用方針やスチュワードシップコード(責任ある機関投資家の諸原則=SC)について聞いた。

髙橋則広 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)理事長
たかはし・のりひろ●1980年東京大学法学部卒、農林中央金庫入庫。債券投資部長などを歴任。リーマンショック後の経営立て直しに手腕を発揮した。2015年JA三井リース社長、16年4月から現職。

──就任から2カ月経ちました。

GPIFは外から見ていたイメージとは随分違っていた。組織がフラットで、職員が言いたいことを言える雰囲気がある。よいパフォーマンスを出す投資機関は、みんな組織がフラット。その点で、GPIFは伸びる余地がある。組織作りから始めなくてはならなかったら、理事長として大変だったと思う。

私が在籍した農林中央金庫の運用部門でも、計画はせいぜい3年間だった。これからは5年、10年の計が必要になる。私たちは円で年金をお支払いしなければならない。長期的な視点を持って、日本経済の成長の中でやっていくことが必要だと感じている。

長期投資だからといって特別なやり方はない。短期的な動向にもつねに目を配る必要がある。後から振り返ってその情報がノイズだったら取り除き、残ったものを継続的に見ていく。そんな地道な作業を繰り返すほかない。

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